2018年5月31日 美味しいお米作り ⑥植代編
植代(うえしろ)編です。
粗代編で少し触れましたが代とりには2種類あります。
今回は粗代をとり終わった後にする植代と言う作業です。
粗おこし・粗代・植代と同じ場所に3回トラクターをかけます。
粗おこしで固まった地面を砕いて空気を入れてあげ、粗代でさらに土を細かく砕き地面を平らに均し、そして仕上げの植代です。
この植代は土を粗代よりもさらに細かく砕き泥の状態にして、粗代である程度砕いた草などを泥の中に沈め、田んぼの表面を平らに均していきます。
粗おこしと粗代は同じトラクターのロータリーを使って行いますが、植代はトラクターのロータリーを植代専用のロータリーに交換して行います。
画像1枚目と2枚目
植代後の全体画像と拡大画像です。
植代も粗代の時のように田んぼの中に水を溜めるて行うのですが、粗代のようにたくさん水を張るわけではありません。
田んぼの土をペースト状にするので粗代の時よりも少なめの水で行います。
あまり水が多すぎると砕いた草がうまく泥の中に沈んでくれません。
水が少なすぎると今度はうまく泥の状態になってくれなかったり、トラクターの通った後の轍が綺麗に埋まってくれなかったりするので、水分の調整が難しいのです。
画像のように曇りのときはまだいいですが、晴れた日だと水分の蒸発量が多いので粗代途中にどんどん乾いていきます。
拡大画像で粗代終了後と比べると一目瞭然だと思います。
これで粗代編は終了です。