2018年5月2日 美味しいお米作り ④緑化編
緑化編です。
天気や気温の条件が良く蒸し込みから3日で緑化作業に移ることができました。
緑化と言うのは簡単に言うと、蒸し込みで出てきた白い小さい芽を大きく育てていくことです。
画像1枚目
蒸し込みと同じビニールハウスの中に1枚1枚並べていきます。
画像奥の方に蒸し込みが終わってビニールを剥いだ状態の育苗箱があります。
まだこの状態では強い日差しを嫌うため、蒸し込みの時に一時的に剥いだビニールハウスの寒冷紗をまた元に戻します。
画像2枚目
こんな風に1枚1枚並べていきます。
昔は4段ほどの棚を作って並べていました。
苗の枚数とビニールハウスの大きさを計算したところギリギリ育苗箱が全部並ぶ計算なので、真ん中の通路を広めにとってあとはキッチリと詰めておきます。
画像3枚目
育苗箱を並べ終えたところです。
広げ終わった後もビニールハウスはまた密閉しておきます。
こうやってみると芽が綺麗に揃ってないようにも見えますが・・・
これからハウスの中に並べ終えた苗は2日に一度ほど手で水をやります。
画像4枚目と5枚目
約10日~13日くらいでしょうか。
あの白い小さな芽がぐんぐん成長して綺麗に苗が揃いました。
本当は毎日毎日画像を撮影して成長を追いたかったのですが時間がなく撮影できませんでした。
すみません(汗)
5枚目の画像は拡大写真です。
この状態の苗はまだ柔らかくて根も十分に張っていません。
画像6枚目
ビニールハウスの中で緑化させた苗を今度は外に並べ替えて太陽光に当てて光合成をさせていきます。
お日様の光がないとしっかり成長してくれません。
光合成をさせると、根もいっきに伸びてしっかりと張ります。
同時に柔らかかった苗も固くなり淡い綺麗な緑からしっかりとした濃い緑色へと変化します。
ここからはスプリンクラーを設置して自動で1日2回水をたっぷりと与えます。
苗が固くなって、苗を引っ張っても切れたり、床土がボロボロと崩れないくらいに根が張るまで放置です。
後は田んぼの準備が整ったら植えるだけです。
これで緑化編はおしまいです。
農家さんによってはこの緑化方法が色々あるみたいです。
もっと手間をかけずに簡素化することもできるようなのですが、ここで失敗するとまた始めからになり田植えの時期に間に合わなかったりするので、うちでは代々このやり方です。