2018年4月29日 美味しいお米作り ②種蒔き編
種蒔き編です。
苗床作りから約1週間ほど経ちました。
種は蒔くだけではできません。
写真はスッカリ撮り忘れましたがこの1週間は“脱芒機(だつぼうき)”と呼ばれる機械に種籾(たねもみ)を流し、種籾に付いている余分な物を取り除いたり、塩水の中に種籾を浸けて比重の違いで中身がしっかり詰まっているものとそうでないものを分けたり、美味しいお米になるように液肥に浸け込んだり準備を進めていました。
そして、やっと種蒔きができる状態の種籾となります。
種蒔きは毎年、近所の農家さん3軒と共同で行っています。
種蒔きの人数は余るほど居ますが『今年もこの季節やなぁ』『今年もまた始まるのか・・・』などと談笑しつつお米のシーズンに突入したことを皆で噛みしめるのです(笑)
画像1枚目
苗床作りでも使用した播種機です。
前回の床土を詰めるときと違うのは、床土が入った投入口の手前に今度は種籾が入った投入口があります。
画像2枚目と3枚目
播種機の投入口に床土を敷き詰めた育苗箱を置きます。
自動的に進んでいき、カラカラに乾いた床土に肥料の入った水とカビなどの菌を抑えるための薬を混ぜたものを一緒にかけます。
薬を使わない方が良いのは解っていますが、現実問題もしこの中の1枚でも発病すれば苗は全滅してしまいます。
“農薬は使わない”は確かに理想ではありますが・・・理想では・・・
ですがこの枚数を守ろうと思えば仕方のないことではあります。
ご理解いただけると嬉しいです。
画像4枚目
育苗箱にたっぷりと水分を与えた後、床土の上に種籾が蒔かれます。
この種籾の量は1枚の育苗箱につき1.6合と代々引き継いできました(笑)
皆さんが炊飯器でご飯を炊くときの単位と一緒です。
この量が育苗箱の上に均一に蒔かれていきます。
画像5枚目と6枚目
最後の工程は覆土です。
蒔いた種籾の上に育苗箱一杯になる量の土をかぶせてあげます。
覆土は手作業で均すことはしません。
そうすると育苗箱の下から床土→種籾→覆土の層になります。
画像7枚目
育苗箱を軽トラックに積んで種蒔きは終わりとなります。