2018年10月31日 稲刈りいろいろ!!
みなさまこんにちは!!
久しぶりの更新です!
いやぁぁ~・・・実は・・・稲刈り・・・終わっちゃいました!!!
このホームページの更新してない間、稲刈りしていました。
その他も色々と忙しく皆様への報告が遅れていしまいました。
すいません!!
今日はこの稲刈りの期間中に撮影した、稲刈りの風景と共にご紹介していこうと思います!
その前に・・・一言で稲刈りと言いますが・・・稲刈りの機械も、お米になるまでの工程も何通りかございまして・・・
ここではその部分を少しだけご紹介しようと思います。
機械の名前や、工程の名前などは自分たちが普段使っている名称なので正式名称はわかりません。
ご了承ください。
まずは画像①
この機械、『バインダー』と呼ばれているものです。
稲を刈り取って、ある程度束にして紐で結んでポンと投げ出してくれます。
このバインダー・・・農業の機械化が始まった初期の頃から存在している機械で、詳しくわかりませんが稲刈りの作業の中では、初めて機械化されたものではないのかと思います。(あくまで個人の勝手な思い込みです(笑))
現在ではもっと高性能の機械が主流ではあるものの、その中で何故にウチはこの機械で刈り取っているかと言いますと・・・
田んぼがぬかるんで重たい機械が入らないから!です!!
田んぼも場所によって条件がものすごく違います。
水を入れてもすぐに乾く田んぼ、いつまでも水が引かない田んぼ、勝手に水が湧いてくる田んぼ、固い田んぼ、柔らかい田んぼ・・・などなど場所によって大きく変わります。
同じ地域の中でもです!
この田んぼは毎年水が勝手に湧いてくる田んぼで、いつもぬかるんでいます。
なので手間はかかりますが軽いバインダーで刈り取りを行います。
ぬかるむ田んぼに対しての対策もあることはあるのですが・・・面積が小さいので毎年これでやってます!
画像でも見える通り、この田んぼの稲は台風やら雨やらで全部寝ちゃいました(汗)
面積が小さければバインダーの方が丁寧に刈り取ることができるのも特徴です!
画像②
バインダーで刈り倒した後はこんな感じになります!
画像③
バインダーで刈り取った稲の画像です!
画像④
稲をくくっている紐の拡大写真ですが・・・綺麗に結べています!
これを機械が自動で行っていると思うと、こんな機械を考える人の頭の中はどうなっているのだろう・・・と思います。
画像⑤と⑥
のちほど解説!!!
さてさてこれでバインダーでの刈り取りの紹介はお終いではござりますが・・・こんな機械が開発されるまでの間は、田植えから稲刈りまでを全て手作業でやっていたかと思うと青ざめます。
途方もない労力と時間がかかっていただろうと思います。
ウチの親父殿がまだ子供のころ・・・今から約60年ほど前までは“牛”が貴重な労働力だったそうで・・・牛に鋤を引かせ田んぼをたがやかしていたころは、牛の機嫌を損ねるとその場に座り込み動かなくなることもしばしばあったようで・・・。
その人たちから見れば今どきの稲刈りなんて楽なものよ!!と言われてしまいそうですが・・・この時代に生きている自分にとってはこのコンバインさえも結構きついです(笑)
結構な筋力と、足腰を使うので普段運動をしていないこのナマケタ体にはきついです(笑)
さてここからは機械とお米になるまでの工程の紹介です。
画像があるものとないものがあるので、言葉だけでうまく伝えられるか自信はありませんが頑張ります!!!
まず・・・稲刈り後からお米になるまでの工程ですが・・・だいたい
①刈り取り ②乾燥 ③脱穀 ④もみすり ⑤精米
の工程があります。
この5つの工程ですが使う機械によって順番が変わってきます。
今どき主流なのは『コンバイン』を使って①刈り取りと③脱穀を同時に行い、②乾燥、④もみすり、⑤精米ですかね。
①③→②→④→⑤
使用する機械は『コンバイン』と『乾燥機』と『もみすり機』と『精米機』です。
自分の家で食べようとした場合このパターンだと刈り取って、白米として食卓に並ぶまでの時間は1週間あれば十分できます!
今回紹介した『バインダー』を使うと・・・
①刈り取り、②乾燥、③脱穀、④もみすり、⑤精米になります。
①→②→③→④→⑤
ですがバインダーを使用して稲刈りをすると後の工程に大きな変化がでます!
まず①刈り取りをして②乾燥になるのですがこの乾燥が画像の⑥になります!
竹で稲をかける物干し竿のようなものを作り、そこにバインダーで刈り取った稲を穂先が下に向くように一束一束かけていきます。
刈り取り口が上向きになるので、その刈り取り口に雨が当たらないようにビニールで覆っておきます。
天日干しの乾燥になるので1ヵ月近くこの状態で干し続けます。
乾燥機を使わないので燃料代や乾燥代がかからないメリットがあります。
ですがその分時間と労力を必要とします。
そして乾燥が終わった後③脱穀に移るわけですが、脱穀と言うのは稲穂についているモミ(お米)を稲穂から取り除く作業です。
主流のコンバインであれば刈り取りと脱穀を同時に行うのですがバインダーは脱穀機能が付いていないので別作業になります。
乾燥が終わると脱穀機能だけの『ハーベスタ』(画像なし)と呼ばれる機械で脱穀していきます。
竹竿に干してある稲を一束一束ハーベスタに通していくとモミだけが取り除かれます。
取り除かれたモミは画像⑤の機械(これはハーベスタではありません)に写っている袋の中にたまってきます。
それから④もみすり、⑤精米になります。
なので刈り取りから食卓に並ぶまでの時間は1ヶ月以上かかります。
今回ウチのバインダーで刈り取った稲は天日干しをせずにコンバインの脱穀機能を利用して脱穀だけをして乾燥しました。
画像⑤の機械ですが・・・これは一応『コンバイン』とは呼んでいますが一世代前のコンバインになります。
工程的にコンバインと同じ①③→②→④→⑤と同じなのですが③脱穀から④乾燥の間のお米の運搬方法が大きく異なります。
画像のコンバインは画像に写っているような白い袋にモミがたまります。
この袋がいっぱいになると一度コンバインの運転席を降りて、さらに袋の中にモミを詰め込み、その詰め込んだ袋をコンバインから降ろして新しい袋を取り付けます。
そして一区切りがついたところでこのモミの詰まった袋を軽トラックで回収して乾燥機に運ぶ流れです。
一つの袋が30kg前後はあると思います。
それが何十個もあるので軽トラへの積み込み、乾燥機への入れ込みもかなりの重労働となります。
先程紹介したコンバインで刈り取ったパターンの乾燥後のハーベスタもこの袋での運搬になります。
今日ご紹介したのは本格的に稲刈りを始める前に条件の悪い田んぼの作業報告でした!
次の紹介で本格的に始まった稲刈りの様子を伝えたいと思います。